SONYの小型ノートパソコンVGN-TT33FBの電源関連の不具合修理依頼が来ました。
ACアダプタを接続すると勝手に電源が入り、その後勝手に切れてしまう。
スイッチを押しても電源は入らない。
という状況です。
電源スイッチが押されたままになっているんじゃないかと、スイッチのカバーを取り外してテスターで抵抗値を確認すると、スイッチを押していないにもかかわらず500Ωから1KΩ程度で同通してしまっています。
通常はほとんど無限大の抵抗値にならなければいけないのに。
スイッチ基盤を取り出すには、キーボードを取り外し、パームレスト部分もはずしてヒンジ部分が丸見えの状態までにしてから、ヒンジ部分の空間に埋め込まれたスイッチ部品を取り出します。
マイクロスイッチ部品を交換して、念のため抵抗値を測定すると正常値になっていました。
元通りに組み立てて、ようやく修理完了です。
DELLのデスクトップなどでも時々見かけふスイッチ部品の不具合ですが、スイッチの金属部品がこすれて粉末になり、微妙な抵抗値で絶縁不良となってしまうんでしょうね。
PCアシスト http://www.pc2.jp/