液体混入があり、起動しないというMacBookAir A1466の修理依頼がありました。
開けられないネジは無いという弊社ですが、初めてのサイズのネジで少々戸惑いました。
携帯電話の分解に使用しているドライバーを紙やすりで削りちょうど良いサイズのドライバーを作成するところから始まります。
無い工具は作るわけです。
裏ブタを開けると、あちこちに浸水の跡があります。
左上にある液晶ディスプレイの信号ケーブルのコネクタ部分が酸化して溶けてしまっています。
この状況ですと、マザーボードと液晶ケーブルの交換が必要となります。
海外の調達先等調べましたが同じ形のマザーボード部品が見当たらず、残念ながら修理中断とさせていただきました。
液体混入の修理の場合はなるべく早い対応が必要となり、本当はバッテリーを外して置かないと酸化が進んでしまいます。Macの場合はバッテリーさえお客様では簡単に外せないから厄介です。