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パソコン修理日誌 【PCアシスト】

BJ3316PBのマザーボード交換

SOTECのスリム型デスクトップPC BJ3316PBですが、マザーボードの不良が多く、電源を入れると通電するが画面が表示されないという症状や、電源が落ちてしまう症状になってしまうようです。

BJ3316PBのマザーボード交換_c0034002_15421821.jpg


この機種に使われているマザーボード、MCP73PVT-SM というのが故障の原因です。
グラフィックチップのGeForce7100がネットゲームやネット動画などの描画をすると発熱が多いため放熱が間に合わず、マザーボード不良となるようです。

とりあえずの修理は出来るのですが、同じ部品を使用していると、同じ使用環境ではいずれ再発してしまう可能性が高いのが現状です。

根本的にマザーボードを他のチップセットのものに変えてしまうのが良いようです。

WindowsVistaでは、マザーボードを交換してチップセットが変わってしまうと、ブルーバックのエラーが出てOSが起動出来ません。
そこで、マザーボードを交換する前に、以前にもやっているレジストリの修正を行います。

起動時に、HDDを認識できるようにレジストリの値を修正するのですが、レジストリの修正は間違えると致命的なダメージとなり起動出来なくなる場合がありますので慎重に作業する必要があります。

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services を開きます。
左のウィンドウから、**ideを探して、右のウィンドウでStartの値が4だったらダブルクリックして値を0に修正します。

同様に、**raidを探して、Startの値を0にします。
同様に、**ahci と **atapi 、 IastorV のStartの値を0にします。

BJ3316PBのマザーボード交換_c0034002_15381172.gif


一度再起動して起動可能であることを確認します。
上記の手順では、大抵のマザーボードでHDDを認識できるように値を変更しています。



さて、レジストリの設定が終わったら、電源を切ってマザーボードを移植することになります。
私の経験上、AMDのCPUからIntelのCPUへ交換しても問題なくOSの起動が出来ました。

ちなみに、弊社でマザーボードを交換する場合は、Intel系のなるべく新しいマザーボードを使用しますが、現在搭載されているCPUとメモリをサポートするマザーボードであり、HDDとDVDがS-ATAかIDEかなどを考えて最適なマザーボードを選択します。
また、使用されているディスプレイがHDMIやデジタル接続であるかなどによってグラフィックカードも搭載します。

BJ3316PBのマザーボード交換_c0034002_15423128.jpg


今回、BJ3316PBのマザーボードはIntel G41系のマザーに交換となりましたが、GeForce520-1GBのグラフィックカードも搭載しました。

外見は今までどおりですが、起動や動作はずいぶん速くなりました。
これで買い換えずにネットゲームや動画も問題なく使えるパソコンに生まれ変わりました。
by yasupon2005 | 2012-09-13 15:42 | SOTECパソコン修理
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